『伝説の都 ルーレク・レナリー』(セレンディール神話伝説博物館 / 編)

レビュアー:展示会図録図書館。「展示会図録」だけを集めたユニークな私設図書館。熱烈な展示会愛好家として知られ、その魅力を発信していた学芸員であるカルド・セザイが、博物館博物館にて開催された特別展示会「展示会図録の魅力展」に感動し、その展示会図録についての書評(下部に引用)の中で、「展示会図録図書館の創設」を宣言し、それを実行してしまったというエピソードが有名。蔵書は全て展示会図録で、現在、70万冊もの蔵書数を誇る。

世界的な洞窟探検家のジルレクト・レパールによる、ルグディール帝国時代の地下都市(ルーレク・レナリー遺跡)発見を記念してセレンディール神話伝説博物館にて開催された特別展示会「伝説の都ルーレク・レナリー展」の展示会図録。

この地下都市は、ラヴェニール神話、ルグディール神話などに登場する伝説の都市「ルーレク・レナリー」の記述とあまりにも一致する点が多いことから、世界的にセンセーションを巻き起こした。

本展示会では、ルーレク・レナリーについての詳細な解説と、様々な関連遺物、そして新しく発見されたこの都市の、発見者ジルレクト・レパール及び神話学者ルーネル・ラザトディール率いる第一次調査隊による写真や計測データ、マップなどの展示と、この遺跡と神話の記述の類似点などを比較した展示をした。

発見者ジルレクト・レパールへのロングインタビューや関係者、著名人らのインタビューも多数掲載しているなど、発見当時の熱狂を伝える貴重な資料としても価値のある図録である。

訳注

ルーレク・レナリー

ラヴェニール神話及びルグディール神話やその他多くの神話や伝説で語られる幻の都市。「ルーレク・レナリー」や「セティーレーン」など、様々な名で呼ばれるが、「世界や人類の滅亡」に関連した内容で登場することでは一致しており、同じ場所を示すものとされている。

パディアの探検家ジルレクト・レパールがルグディール大陸でこの都市と思われる巨大な地下遺跡(ルーレク・レナリー遺跡)を発見し、世界的なセンセーションを巻き起こした。

ジルレクト・レパール

セレンディール文明初期に活躍したパディアの洞窟探検家、洞窟写真家。特に「ルーレク・レナリー遺跡」「眼の洞窟」の発見で知られる。

セレンディール神話伝説博物館

世界中の神話・伝説についての資料や工芸品、研究成果などを展示する世界最大の神話専門博物館。個別の神話についての詳細な展示もしているが、主に世界の神話・伝説に共通すること、互いの影響、関連などについてをメインとしている。

ルーネル・ラザトディール

レヴァティスの神話学者、考古学者。ルーレク・レナリーやセティーレーンなどの、「神話に登場する都市や街」などを専門としている。ルーレク・レナリー博物館初代館長。

洞窟探検家のジルレクト・レパールがルグディール帝国時代の地下都市で発見した遺跡を、「ルーレク・レナリー」であると同定し、正式に「ルーレク・レナリー遺跡」と命名した。