『クルム絵の世界』(ギアズ・イーゼン)

レビュアー:クルム文化博物館(ミュージアム・ショップの紹介文)

クルム彫、クルム置き(砂海流し)、クルム織り、クルム絵など、クルムに関連する文化についての世界最大・最古の専門博物館。アルズ・レザイの傑作『砂海流し』作中の場所(砂海の中にある泉と森、洞窟)を精巧に再現した「アルズ・レザイ広場」は、世界的に有名な観光スポットとして多くの観光客を集めている。

クルム絵の入門書決定版!

レスターンで陶芸作品の絵付けとして描かれていたユーモラスなクルム絵が親しまれるようになり、陶器の板をキャンバスとしたユニークな美術「クルム絵」として発展を遂げました。本書は、そんなクルム絵の世界を、豊富な図版と読みやすい文章で紹介するガイドブックです。

著者ギアズ・イーゼンは、『旅文庫 ─ 世界横断都列車が生んだ本』で世界横断都列車文化賞及びヴィーレ・クレグディール賞をダブル受賞したことで世界的に知られる歴史学者ですが、実はクルム愛好家としても有名です。

特に「クルム絵」のコレクションは、個人のコレクターとしては世界でもトップクラス。本書にも、その膨大なコレクションから選り抜きのものが掲載されています(もちろん、クルム文化博物館で展示されているものも!)。

レスターンのみならず、今や世界中で愛されるクルム絵の魅力を余すことなく伝えてくれるこの本を手にすれば、様々な町で見かけるクルム絵が今まで以上に豊かなものとして感じられるようになることでしょう。

『クルム絵の世界』は、クルム文化博物館が自信を持っておすすめする、クルム絵の世界への熱き、そして親切な案内書です。

クルム

小型の水棲生物。 尾びれの前にある大きなトゲ(クルムトゲ)が特徴。丸っこい体型につぶらな瞳、性質は穏やかで知性も高く、好奇心旺盛で人にもよく馴れる上に、種ごとに非常にバリエーション豊かな模様・色彩を持つため、古代から親しまれてきた。

熱烈な愛好家が多く、「クルムの集い」なる世界的なクルム愛好組織があるほど。